真壁造りとは?メリットとデメリットを紹介!
「真壁造りの家ってどういう家なの?」
真壁造りと言われても、どのようなものかわからない方も多いでしょう。実際、真壁造りという家の構造を知っている方は少ないと思います。そこで今回は、真壁造りの家に関してご紹介します。真壁造りがどういう家なのか、注文住宅のプランの参考にしましょう。
「真壁(しんかべ)造り」と「大壁(おおかべ)造り」
壁の施工方法には、大きく分けて「真壁造り」「大壁造り」この2種類があります。
真壁造り
柱や梁を隠さずにそのまま見せる日本の伝統的な工法のひとつ
大壁造り
柱など家の構造体を壁で覆ってしまう工法で、現代住宅のほとんどがこの大壁造り
昔の伝統的な日本家屋の多くは前者の真壁造りでしたが、現代はそのほとんどが大壁造りに置き換わっています。
「真壁造り」のメリット
まずは、メリットから見ていきましょう。真壁造りの家は、木材の柱や梁をそのまま露出させる工法になるため、必然的に室内は木に囲まれた空間になります。インテリアとして、素朴な木の風合いや質感を楽しめますし、日常的に木材を眺めたり触ったりすることにより、自分が自然の中にいるような安らぎも感じられると思います。そして、年月がたつにつれて、柱の木材の色合いも変化を楽しめるとこも真壁造りの魅力だと言えます。
また、木材は空気中の湿度が高い夏には水分を吸収し(木の柱一本で水2リットル分も!)湿度が低い冬には水分を放出するという調湿作用を持っています。
自然を生かした心地の良い室内環境や、木材本来の美しさ、木に囲まれたリラックス空間を楽しみたいという方は、ぜひ真壁造りを検討してみてはいかがでしょうか。
「真壁造り」のデメリット
次に真壁造りのデメリットについて確認しておきましょう。真壁造りは柱や梁が外に出た構造になるため、見える部分に関しては良質な木材と丁寧な仕上げが必要になってきます。そのため、素材と加工に関してはどうしてもコストアップにつながってしまいます。
また純粋に壁の見た目として一定間隔で柱が並ぶため、デザインとして広くフラットな壁を求められる方には合っていないと思われます。
まとめ
今回は、真壁造りの家に関してご紹介しました。真壁造りという工法についてご参考になれば幸いです。